6月1日

高校野球が、夏の暑さ対策で白スパイクを解禁するという。どんな頑固な組織でも、気候変動には逆らえないようだ。世界が変わるときって、実は、政権が変わる時ではなく、気候が変わるとき、なんじゃないか。その変化のタイミングでみんながおどおどしている時に、飄々と、都市の大停電の真っ暗闇なのに、一軒だけ電気が轟々と光っている家のように、ありたいなあ、Freak Out!と目覚めのよい朝、6時30分。

 

昨夜寝る前から、再び食事の勉強を再開し、昨夜言ったように、6月は、何かを習うのにいい月だと、世阿弥さんもおっしゃるようで(700年ほど前のマーケティング?)、習うというより、新しいことをしようとおもった次第である。出勤前にすこし時間があったので、ソファの横に置いてあった、『老子』を手に取りパラパラ読んだ。「上善は水の如し」とある。

 

そうそう、高校の古典の授業が嫌で理系に進んだのだけど、いま読んでいるのは、超絶、古典なんだなと不思議におもう。おそらく教える先生が悪かったか、相性が悪かったかのどちらかだろう。一冊の『老子』という本は何千年も変わらないのだから。そんな古典嫌いの僕が『老師』を読んでいるのだから、この世はなにが起こるかわからない。チョコレートでも作りはじめようかな(割と真剣に考えている)。6月がはじまった。