5月18日
いまのマインドセットは以下の通り。
■世の中のテクノロジーのこと、医療のこと、生活の最先端を知ること
■時代を捉え、生き延びるのに必要な知恵、技術、姿勢を身につけること
■生まれ育った風土を愛すること
■反抗心を持ち続けること
■負のエントロピーを食べているヒトを信用すること
■弱者やミスや引け目やコンプレックスを誇りに思うこと
■進化とは昨日より今日伸びていなければいけない成長ではなく、変化するということ
午前中で仕事を終え、試合のため神戸へ。試合を終えてから、神戸、芦屋、西宮と街を横にスクロール。神戸の辺りは、地域が阪急とJRで分けられており、3分割された地域の様相が違うという。ぼくはあまり慣れないのは、区画整備がしっかり行き届いた街だからなのだとおもう。いっそのこと街とは区画整備のことじゃないだろうか。ここからここはうち、そこからそこはあなたですと、はっきりとした線引きがあって、間や余白はないように思い込ませることじゃないか。そんなことをしたって生まれるのだけど。そう感じたとき、山や谷間や地質や風など地形を熟知した家のあり方、集落のあり方、道の作り方、いや、自然のアフォーダンスに従って生活することがいとおしく感じた。
と思いながら帰っていると、久しぶりに小山田咲子さんの『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』の「愛ある言葉」の父娘の会話の読後感を思い出す。帰宅してさっそく読み返す。
「親子関係に限らず、友人でも、恋愛でも、相手の言葉に対して批判したり賛同したりするのは容易いが、相手の真意を汲み取った上で、的外れな決め付けじゃない肯定と受け入れの言葉を発するのって、意外に難しかったりする。」
「新しく知ったあなたをまた新しく好きになる、という事態はとても素敵だし、そのたび気持ちをきちんと言葉にしたいものだなあ、と思ったのだった。」
ときどき思い返すある本のある箇所が、いまの気持ちを代弁してくれることを確かめて、それを擬いていくことによってしか、自分の気持ちを言葉にすることはできないのだとおもう。