9月21日

今日も雨が降り続く。午前中、おつかいで、たねやのラコリーナに行く。久しぶりに訪れると何かが変わっている。木が成長していたのだ。トイレの雨風の当たる部分には焼杉を使っているし、いちいち細部がすばらしい。さすが藤森さん。店内でラコリーナというパンフレットをいただいて、贈与用のバームクーヘンの包みを待っている時間に読んだ。写真は滋賀出身の川内倫子さんで、記事には蒲生野のことが書かれていて、この土地で商売をしていることを丹念に紡いでいるのだとおもった(おそらく藤森さんの入れ知恵だとおもう)。

家に帰って、遅めの昼食。最近の野菜炒め。ナス、細ねぎ、パクチー、舞茸、チンゲンサイ(葉と茎を分ける)を切る。フライパンにごま油を入れ温める。ナスとチンゲンサイの茎を入れ炒め、舞茸を入れ炒め、チンゲンサイの歯を入れ炒める。みそ小さじ2、酒大さじ1、コショウ適量、醤油小さじ2。はい、最強です。ご飯がすすみます。最近使いはじめた、たまり醤油がめちゃめちゃうまい。調味料は妥協したらダメだ。

夜、坂口恭平さんの料理の本のサンプルを見て、万年筆で書かれた文字がとても美しかった。彼はノートに何かを描くとき、万年筆で書いている。何を使ったって一緒でしょと、以前は思っていたけれど、アフォーダンスという言葉を知って、いまはなんでもよくないとおもっている。万年筆が文字を書かせている。