9月20日

雨が降る。雨の日はカレーが多い。今日はなすと挽き肉のブラックカレー。

野菜を切る。玉ねぎ中1個を薄切りにし、にんにく1片と生姜適量はすりおろす。ナス1本は2cm、細ネギ適量は1cmの輪切り。フライパンに油を多めに入れ、玉ねぎを炒める。玉ねぎが飴色になったら、生姜とにんにくを加え炒める。水分が飛んだら、カットトマト100gを入れ水分が飛ぶように炒める。ターメリック小さじ1、ガラムマサラ小さじ1、クミン大さじ1、塩ひとつまみを加え炒める。匂いが立ったら、醤油大さじ1、鶏ガラスープ400gを加えて沸かす。5分ほど煮て、ナスを入れしばらく煮る。頃合いをみて、ネギを入れる。これっ、ちょーうまい!醤油はたまり醤油で。

『鬼の日本史』を少し読む。記紀の成り立ちの前後に起こったこと、鬼にさせられたものたちのこと、歴史をみるときには表に現れない鬼と呼ばれることもあわせて見ないといけないことを念頭におく。地と図。大河を見る。それから、松岡正剛『文明の奥と底』を読む。「文明が大きくて文化が小さい、などということはない。文明がグローバルで、文化がローカルということもない。文化は変更がおこりやすく、文明は訂正が効きにくい。そのため文明はしばしば大きな嘘をついたままになる」と「あとがき」がはじまる(あとがきから読んだ)。ルネ・ジラールは『世の初めから隠されていること』といった。

われわれひとりひとりは歴史の証人である。都合のいい美しい出来事の裏には隠されていることがある。鬼がダメなのではない。鬼のことを知らないのに鬼を勝手に悪者扱いしているのはわれわれのほうなのだ。