2月9日

急にケルアックが頭に重い浮かんだから『路上』の付箋のあるところをちらっと読む。

 

「ぼくにとってかけがえのない人間とは、なによりも狂ったやつら、狂ったように生き、狂ったようにしゃべり、狂ったように救われたがっている、なんでも欲しがるやつら、あくびはぜったいにしない、ありふれたことは言わない、燃えて燃えて燃えて、あざかな黄色の乱玉の花火のごとく、爆発するとクモのように星々のあいだに広がり、真ん中でポッと青く光って、みんなにああ!と溜め息をつかせる、そんなやつらなのだ。」

 

坂口恭平『ゼロから始める都市型狩猟採取生活』を読む。

 

「たとえば、お風呂に入るたびにどれだけの水を使っているのか?なぜ空気と同じ自然のものであるはずの水が管理されていて、ぼくらは自由に飲むことができないのか?面白いことに、そうした視点で生活を見直してみると、説明のつかない事柄がわんさか出てくる。今まで自分が何も考えずに黙ってお金を払う生活を続けていたことに、愕然とさせられる。(中略)自分が生きるために必要な最低限のエネルギー量を理解すれば、その中の捉え方がきっと変わってくると思うのだ。」

 

フィロソフィーのないシンプルなんて糞食らえ。「白紙も模様のうちなれば」