1月19日

今宵の月は鋭い。月は変わらない。そこにある。変わるのは、ぼくたちの見方だ。見方が変わると、同じものを見ていても、別のものに見える。満月も月、三日月も月、同じ月。出来事を見るときには、そのものだけでなく、それが起こった背景も合わせて見ていかないと、本当のことはわからない。もしその出来事のつながりを見れるなら、世界は違って見える。今まで見ていたものは違って見える。月のように。松岡正剛『世界と日本のまちがい』はそんな本です。ぜひ。