12月25日

仕事後、タローさんに誘われて、伊賀ピザの山本邸でパーティー。といっても、いい大人が猪肉や、ワインをいただきながら、しっとりトーク5時間。ぼくは最年少。気づけば午前1時。

 

思い出せる限り書き残しておく。歴史の話。故郷の記憶。生まれた場所の歴史。明治以前のこと。日本地図を上下逆さまにすれば、中国や朝鮮半島はすぐそこ。かつては海路の方が重要だった。そりゃ出雲はやばいよね。山陽は北側、中国に近い。陰陽五行。本物はいい素材を使う。山本さんは工房を構えている。木にはめっぽう詳しい。そうでなくちゃとおもわされた。まだまだです。 やることいっぱい。食べ物の話。やっぱり砂糖はダメだ。食品業界の旬はいちばんそのものが出荷するとき。いやおかしいだろ。甲南のマンマミーアはクリスマス時期のスイーツにいちごを出すのをやめたという話。猪や鹿の肉が美味しくないという人は美味しいのを食べたことがないという話。くくりわなで、一対一のやりとり。想像力の話。なにかを創造するときには、勝手に自分の実現可能なことを、というフィルターを通すからアイデアがおもしろくない話。そのフィルターをはずす練習。はたまた、創発は制限から生まれる話。俳句は575で表現しなけりゃならない。ないから工夫する。なんでも好きな時に好きなものを好きなだけ選べる時代には、自分で制限を作ることが大事。

 

最近、ぼくのおもうおもしろいひととの話すときの作法。

・自分の住んでいる場所と歴史や記憶の話ができること 特に、近代以前のことを。たとえば、古事記に出てくる神を交えてはなす。滋賀なら、「オキナガタラシヒメ」や「百済」や「賀」あたり。

・食べ物の話ができること 普段何を食べているのか、それはなぜなのか、からはじまり、自分で料理をすることであったり、面白い店の話。健康志向とおもいがちだけど、そうじゃなくて、その向こうの生活を大切にするということなのだとおもう。大事なのは自分でやっていること、出向いて食事していることなどの体験を語ること。

 

メリークリスマス。