9月28日

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いつもどおり、米を炊く。ここ数日、水を切らしていたが、一昨日、山に汲みに行ったので、復活。その水で米を炊くと、米の味がちがう。本当に違う。違うものは違う。蛇口からでてくる水も、山から湧き出てくる水も、同じ水だけど、こうも変わるものか。

 

昨日から降り続いた雨は、朝に少し強く降り、昼頃にやっとおさまる。すると、風がどこからか舞いはじめ、ところどころ空の雲は去って、その隙間から見える青はいっそう青く、夕日に照らされた赤い雲をみながら、少し肌寒く感じたから、秋が来たことを体で感じる。

 

岡倉天心「茶の本」を読む。第六章は、「春の東雲のふるえる薄明に、小鳥が木の間で、わけのありそうな調子でささやいている時、諸君は彼らがそのつれあいに花のことを語っているのだと感じたことはありませんか。」ではじまる。