9月20日

鈴木大拙「東洋的な見方」を読む。前に読んでいた本をすこし読み返すと、前とは違うところに、注目する。ソフトウェアが更新されていくように。1.0が1.1というより、1.0が2.0に。インプットとアウトプットの螺旋がぐるぐる。夏から秋に、季節がうつろいでいくことから、そこにとどまり続けるものはなにもないことを、感覚的に学ぶ。ここ数年、インプットの期間だったが、いますこしアウトプットの期間になりつつあるようだ。内に向いていたものが、外に向かっているような気がする。自分を空にして、うつろいでいく。さなぎの時期。今秋には見たいもの、触れたいこと、出向きたい場所が多いのは、そのせいかもしれない。そのときにその場で感じることや、出会いなどには機がある。ふれてはじめて、準備が整っているのかわかるのだろう。ビッグウェーブに出会うのも、乗れるのも、結局自分次第。

 

Alabama shakes / Hold on