7月9日

今月も本は、磯崎新「建築における日本的なもの」「磯崎新の仕事術」、秋岡芳夫「暮らしのためのデザイン」「食器の買い方選び方」「日本の手仕事 失われていくひとつの文化」、ロバート・L・ウォルク「料理の科学1」

 

最近はもっぱら日本についての本を読んでいる。気持ちが内向きなのは、世界の流れと同じなのだろうか、はたまた、梅雨の蒸し暑さのせいだろうか。先月、読んだのが、松岡正剛さんや山本七平さん、片岡義男さんだったことが、今月の選書に大きく影響しているようにおもう。この流れを汲んだからからこそ、磯崎新の伊勢神宮という建築物を引き合いに日本を語っていることに唸ることができる。それから、追加予算計上ということで、司馬遼太郎「この国のかたち5」を購入した。今一度個々人が自国について考えなけりゃならない。だって、「日本人て何か?」「日本人の一番の発明は?」「先の大戦の原因とそれから学んだこと」「じゃあ何をせなあかんの?」って聞かれて、「えーっと」じゃいけない。「なんとかなるさ」じゃいけない!

 

「何事のおはしますをば知らねども 辱さの涙こぼるる」