3月31日

Tom WaitsのPoncho's Lamentを聴く。

 

記憶をたどってみるとほとんどが場所に結びついている。ドキッとしたり、懐かしいと感じたりする記憶は、多感な頃に刻まれたもので、それは場所のようだ。そのような場所のことを、心象風景という。僕はこの言葉が好きで、ロバートハリスのワイルドサイドを歩けから学んだ。昨日も言ったけど、言葉が少なくなっていくことが残念だ。マイルス・デイビスのオートバイオグラフィを読むと、彼は幼年期に聴いたグッドプレイヤーの演奏を追いかけて、ずっと演奏し続けていたことがわかる。育つ環境は大事だ。

 

仕事帰りに、いつもの道を通ったら、遠くに満開の桜があった。気になり、近くに寄ると、樹齢150年のしだれ桜だった。あたりに新緑の匂いが漂い、花が咲きはじめた。春がきた。

 


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