3月30日

自分の思うままにしゃべっていても、読んだ本や映画のセリフ、友人との会話など誰かの言葉を借りてきて、いろいろ組合せて、しゃべっていることが多いとおもった。そういえば、今日、語彙が少なくなっきているから残念だと知人が言ったことを、僕も言った。言葉の表現が画一的であれば一見便利なようにおもうけど、失っちゃいけない言葉もある。そもそも言葉なんか文化の塊のようなものだ。日本語は日本民族しかしゃべらないから、僕たちの先祖が、なにを大切にしてきたかが、よくわかる。細かく分類された言葉なんかそうで、たとえば、雨にもたくさんの呼び名があるように、空から降るものを大切にしてきたし、魚の大きさで呼び名が変わることから魚も大切だったのだろう。そのくせ、空に浮かぶ星には関心があまりなかったようだ。