2018-11-30から1日間の記事一覧

10月30日

ぼくたちは、知っていることしか見れないことに自覚的になるべきだ。 ものを見るとき(ものだけじゃなく、人やシステムや本などなんでもそう)の視点のひとつ。「要素」「機能」「属性」をあげていく。そのときに、問題と解決を定義し直すこと(これ重要)。…

10月29日

学校に通いはじめて1週間がすぎた。この1週間で感じたことをメモしておく。世界はそのままなのに、世界が変わってみえるようになるのは自分が変わるからだということ。方法に自覚的であること。そのために、世界をよく見ること、その見方を学ぶこと。世界は…

10月28日

朝から、近くの神社の木の伐採。町の一斉掃除で、おじさんたちがたくさん集まっていた。なんてことのない作業だったけれど、作業中に、宮本常一の強い地域とそうでない地域の話のことが思い浮かんだ。ひとがブリコラージュするように、町もブリコラージュし…

10月27日

昼から神戸で試合を終え、11月いっぱいで東京へ転勤する友人と、大阪で食事。大阪の食事情に詳しい友人に教えてもらった鶴橋の「焼肉ホルモン空」へ。厚切りのタンとハラミがたまらん、キムチとアキレススープが抜群。 友人と食事に行くと9割くらいぼくが喋…

10月26日

風のない朝、霧の朝。今日もビル・エバンスからはじまる。 昨日の練習のフィジカル強化による走り込みの疲労と、今週からはじまった学校の課題(チョー楽しい)とで、心身ともに覚醒中です。 体調のよしあしのバロメーターは、思考がぐるぐる回るかどうかで…

10月25日

霧の朝。ビル・エバンスのAutumn levesが心地よく響き渡る。と思っていたら、学校のクラスメートふたりも同じようにビル・エバンスを聞いていたようで、ただそのことを聞いただけで、親近感がわく。いつだって音楽はひとに寄り添うものなのだろう。

10月24日

17時30分過ぎの東の空、仕事帰りの車内から、鈴鹿山脈の向こうからまんまるの月が立ち上る。地平を離れる瞬間の夕日を浴びた月は、赤みがかった黄色でとても美しい。 「本来の偶然とは、何かであることさえできず、それゆえ何かと何かが出会うことによって、…

10月23日

昼前から降った雨は、夜まで降り続いた。早めに仕事を切り上げ、帰宅して、寺尾紗穂『彗星の孤独』を読む。 昨日から学校に通いはじめた。これから約4ヶ月通うことになる。以下、初日を終えての雑感。いつでも登校可能。一クラスに先生ひとり、生徒8人。生徒…

10月22日

昨日の夜は腹痛でトイレから3時間離れられず、今日は寒気が続いた。ひさしぶりに体調を崩した。仕事を終え家に帰ってすぐに熱い風呂に入り、長野製薬の御岳百丸草を10粒飲み、厚着して汗をかき数時間布団にくるまって仮眠をする。体の調子が悪いとその日の…

10月21日

本屋で立ち読みした本は買わないと、立ち読みした本に書いてあった。事実その本は買わなかったのだけど、その本は立ち読みを勧めている。じゃあ本屋で買う本がどんな本かというと、家でゆっくり読みたい本だったり、いまじゃない本なのだ。ぼくが今日買った…

10月20日

仕事終わりに帰り道にあるあっさり豚骨ラーメンの宇奈月へ久しぶりに行く。先日、伊丹十三の『たんぽぽ』を見たからか、空気がかなり冷えてきたからか、ラーメンが身にしみる。来週はじめから、久しぶりに学校へ通うのに合わせて、食事制限を試みようとおも…

10月19日

ある本や、ある人や、あるできごとに出会った瞬間、世界の見え方が、いままでとは大きくかわることがある。そのなにかから得られるものを、知識と呼ぶとする。その知識は言葉でできているのだから、つまり世界は言葉でできている。その言葉の意味と使いかた…

10月18日

出勤の車内は、ノラ・ジョーンズのカントリーバンド、The Little Willies。No Place to fallがキンと冷えた朝の、暖房をかけた車内の暖かい空気と、少し開けた窓から入ってくる外の冷たい空気と、薄暗い夜明けと重なり合って、とてもいい。 仕事中に、ブルー…

10月17日

本日はお寺のサンマイの枯れたナラの伐採の仕事。最近はナラ枯れが多いし、山が荒れているからどうにかしたい。里山の山腹のサンマイは、ひらけた少し高い場所からクニの風景を見渡している。町の墓はお寺のそばにあることが多いように思う(墓が山のように…

10月16日

深い霧の朝。昼頃まで霧ははれず地面を覆い隠していた。伊賀は盆地だから霧の逃げ道が少くない。風の立たない一日だった。 ここのところ体調が優れない。まるで霧の中にいるようだ。来週から学校に通うに当たって、体の調子を整えるため、頭をクリアにするた…

10月15日

日常は疑問であふれている。それをグイッと引き寄せて問いにする。その問いから自分なりの答えを導き出すのが最高に楽しい。その答えから新たな問いは生まれる。その解決していく工程は誰にも譲ってはいけない。誰がなんて言ったって。 おしゃれなインテリア…

10月14日

昼過ぎに、会社のある山里の小さな祭りへ出向く。 町のはずれから(東端の集落と田の境界から西へ向かう)神社へ、踊り子は太鼓をたたき、ひとを呼び集めながら、行列をなして練り歩く。踊り子はその地区に生まれた長男だけで構成され、踊り役を引き継ぐ人同…

10月13日

夜、内田繁『インテリアと日本人』を読む。デザインは語らないものとだれが言ったかわからないけれど、デザインは語られて来なかった。けれど、内田さんはこの『インテリアと日本人』で、日本のデザインについて語っている。デザインを言葉にしている。この…

10月12日

仕事を終え、家に着くと、さっと着替えて15分間のランニング。ランニングが一番からだをほぐす。走り終えると、すぐにシャワーを浴びて、入念にストレッチして、明日の試合に備える。 仕事中に、「伝え」という言葉の連想をする。伝えというと、言い伝えなど…

10月11日

グルーミーサーズデイ。今日は一日どんより木曜日。カーラジオからゆらゆら帝国の『空洞です』が流れる。ヨシカワがゆらゆら帝国は日本を歌っているバンドですと言った。そういえば坂口恭平は 『カレー屋』で、「春の風の匂いがまだシャツに残っている」とう…

10月10日

ブルーノ・ムナーリ『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』を読む。ムナーリは、よく大人がいう「子どもの自由な発想にまかせる」を嫌っている。デザインや企画を考えるとき、最小モジュールや構造を用意し、それらを組み替えて作っていったり、考…

10月9日

グッドウェザー。 ムナーリ『ファンタジア』の「道具についての知識、技術についての知識、これら2つは基本である。単語の正確な意味と会話で使うための規則を知ることは、正しい言語伝達にとって重要である」を思い出す。道具の意味と使い方を学ぶこと。言…

10月8日

先日の台風で倒れた神社のケヤキの伐採。ちょうど神社は修繕中。1250年前に建てられた拝殿の柱が古くなったので建て替えるのだそう。川を渡って、囲いで覆われている拝殿に入ると、すでに解体が終わっていた。柱や梁は綺麗に片付けられ、その空間は空っぽだ…

10月7日

昼に、松岡正剛『ちょっと本気な千夜千冊虎の巻』を読む。濃厚な読書案内のあとがきに、千夜千冊全巻を手に入れるのに、「生活を切り詰める必要が出てくる」とあり(全巻で十万円近くかかる)、ドキッとした。 なにもいやなことが起こらないことはこれ以上な…

10月6日

午前中、市の小学生のサッカーを教える手伝い。といってもボールひらい。おっさんが先導してやるが、子供たちはたのしそうでない。ヒトを教える立場のヒトがこれじゃあなあなんておもいながら、勉強しなあかんと再確認。飼い犬のしつけには、いい飼い犬にす…