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3月3日

休日の朝。夢と現実が、任務と虚無が、ごちゃごちゃになっている。こういうときは思索。ごちゃごちゃを整理せずにメモのように書き散らす。

 

・消費ではなく作ること。できる限りお金をかけずに、技術や思考でカバーしブリコラージュしていけば、たのしいはず。

 

・くどうれいんのを読んで、結局、彼女もずっと日記を書き続けていた。文体練習をしていた。

 

・なにかを為すひと=わたしの目にとまるひと=わたしとそのひとの間のメディアに出現する人は、わたしがその人に出会う前に習慣として方法的に訓練や稽古をつづけてきた(雨の日も嵐の日も毎日つづけ、質のまえに圧倒的な量がある)。たとえば、読書、たとえば、文章を書く(日記)をあと5年ほど続ければおもしろいものが出来上がってくるのだろう。読者諸君(いるのかしら)、いまからその変化を存分に味わって下され。

 

・スマホのタッチパネルより、MacBook Proのキーボードの打感のほうが断然気持ちいい。文章を書くときはパソコンに限る。キーボードタイピングと思考のスピード感の息が合っている。

 

・文体練習はクノー『文体練習』、寺山修司『家出のすすめ』

 

昼食後のこたつで、思考がオーバーラップを繰り返す。

 

千夜千冊『玄語』を読みながら三浦梅園を考えていたら(三浦梅園が『玄語』を書き出したのは31歳で、23年かけて書き直したという。ほぼ同年代。)、今朝のクラシコのバルセロナの右サイドのラキティッチとセルジ・ロベルトの連携に見入り、週末の東京の予定を考えながら、耳ではtoo uglyを聴きながらジョン・ケージのことを思い音楽作るならこうだなという発想が思い浮かんだのでメモに残し、安価でいいブルートゥースイヤホンを師匠が教えてくれたのでおそらく購入するとして、安納いも2種を食べ比べながら、こうやって思考ががプツプツと細切れていくのってマクルーハンのメディアが社会に溶け込むと言ったことが実際に体現されているのだろうな、インターネットのノンリニアやマルチタスキングが実生活に染み出したのだなとおもいながら、師範代に「玄」と名のつくhi goをいただき、こたつでうとうと。

 

今日の晩飯はうまい鶏肉の手羽元とみつばの鍋。ヒャッホーウ。

 

効果的だとわかっているのに、いままでやったことがないし(これはつまり失敗するのが怖い言い訳)、まわりのひともやっていないからという理由で動かない現象をなんと名付ければいいのだろうか。

 

料理の問題は根深い。今夜も我が家の紳士淑女は、いなり寿司が酸っぱい酸っぱくないで、おすましが薄い濃いの問題で大荒れ。だがしかし、食事以前に問題がある思う。

 

大人の条件とは、

(1)“思い通りにならない現実世界”にたいして、感情を垂れ流さず、

(2)自らの未熟さと人間の力の限界を認識し、

(3)人間の多様性についての洞察と想像力をもっていること であり、

 

反対にいえば子供とは

(1)不満を感情として他人にぶつけて解消しようと考え、

(2)なんでもわかった気になれる”単純な世界観”に生きている、

(3)自分と違うモノ、多様性を理解しない人である。ということでしょうか。

 

(ちきりん的"大人"の条件 https://chikirin.hatenablog.com/entry/20080823 )

 

おやじに足りないのは想像力、おかんに足りないのは感情のコントロール、2人の解決策は多読と食事の改善(世の中の問題のほぼ全てはこれで解決すると思っているのです)が、研究者のわたしの見立てであります。まあ、いくら言っても、「あなたはえらいですねえ」なんて皮肉っぽくいいながら取り合わないので、そろそろ離れていこうかな。「いい大人の年齢に達しているのに、精神的な態度や成熟度という意味で子供っぽい人と一緒にいるととても疲れます。」(「ちきりん的"大人"の条件」より)

 

建設的な会話とはなにかを考える日々、土台を不動にせず、石の上に柱を置くような会話をめざそうではないか。地震が来ようが1000年以上も立つ木造建築のように。移動能力があるなら、居心地の悪い場所から立ち去るのは自然か。あたしゃ、いつだって暗闇坂むささび変化。

 

食後の雨上がりの夜、街の大型書店へ。友人への贈り物用に、寺山修司『家出のすすめ』を購入。章立てを読んで松岡正剛『感ビジネス』が読みたくなったのでこちらも購入。数学者の岡さんがどうしても気になっていたので、ちらっと覗きに新潮文庫の五十音順に並んでいる棚へ向かい、目次に目をやったら「一という観念」とあって、小林秀雄と岡潔『人間の建設』を購入。これ、千夜千冊『玄語』を読んだ後やからやろうな。本日は「一」という数字に敏感だ。辰巳芳子さんの『家庭料理のすがた』を読んでいたら、料理の腕をあげるのにどうしたらいいのかを考えられ『風姿花伝』を読んだということが書かれていた。そこには、どんな文章かはっきりとは覚えていないが、毎日稽古だ、といった意味の内容だった。やはりな!さっそく『風姿花伝』読みきらなくちゃ。

 

本を読んでいるときに、本の内容とは脈絡のないことが思い浮かんでくることを追いかけるのが好きだ。