11月25日

朝起きてボブ・ディランを聴きながら、秋の日差しを駆け抜けて、食材を仕入れに行く。朝採れ野菜には、葉物や根菜が多く見られるようになった。直売所の棚は秋冬シーズンへ完全に移行した。

はやく帰りたいなら国道307号線を直線的に帰るのがいいのだろうが、今日はぶらぶら道草をしながら八風街道をゆく。道は直線的ではない。ムクゲが多いからか、地名からか、ここには朝鮮半島の風を感じる。山は相変わらず針葉樹と広葉樹のパッチワーク。紅葉はちょうど見頃のようで、車はスピードを落として走っている。相変わらず、ボブ・ディランがギターを弾きながら歌を届ける、Just like a woman

ここのところ新しく始めたことや、季節の変わり目や、体調の変化などで、しばしゆっくり過ごせていなかったので、今日は家でゆっくりする。そろそろ、今年を振り返り、来年の方針を決め、予定を立て始めようとおもう。まずはメモに書き殴る。

昼ごはんを食べたら、夜の鍋を仕込む。先日の手羽中と三ツ葉の鍋をもういちど。今回は昆布だしを用意しておいた。(昆布だしを自分で取る日が来るなんて夢にも思わなかった)頭の中では、具材を残らず食べた後に、ごはんを入れて雑炊を作ることまでイメージしている。

夜、雑炊まで食べきって、学校の稽古を行う。内省中に、本日の稽古(稽古13)がかなり重要なのではないのかという感覚を得る。ラベル付けからはじめると型にはまるから、合成からはじめてラベルを付ける。この順番で創発が生まれる。合成に使うものは既存のものの組み合わせだが、既存のものを選ぶときには、これまでに行った型の抽出方法(「っぽさ」「要素機能属性」など)、組み合わせには、全く関係のないものを軸にするなどを試すべし。これ、しばし温めておこう。

寝る前に、千夜千冊を読む。いい日曜日だった。