10月1日

10月です。台風がすぎて、グッドウェザー。山の頂上付近で大きく息を吸い込んだら、空気がとてもおいしいと思った。ふと空気がおいしいってなんやねんやろとおもったが、そうとしか言い得ないので、そうだと思っておく。


今月末から学校に通う。人生で初めて目的が明確な状態で学校に自主的に通う。いやフィリピン留学に次いで、二度目だった。楽しみで仕方がない。単位を取るための目的のない授業から学ぶことは、そんな授業から学ぶことはないということなのだろう。

今週末は地元の文化ホールで、いとうせいこうさんとみうらじゅんさんの見物記トークショーがある。このあたり、昔の杣であった。東大寺の建築材を切り出していた。切り出した材を川に流し、琵琶湖から木津川を通り、奈良へと運んだ。このあたりにはイチイ(変換ででない)が大量に自生していたという。その象徴が櫟野寺で、そこで33年ぶりに十一面観音像が御開帳されるというのだ。

夜、うたた寝。起きたら、深夜0時前。いい気持ち。うたた寝する前に、美味しんぼで、山岡と海原雄山がまた喧嘩をして、鮎の天ぷらで勝負する。山岡は最高の鮎を吟味し、用いる調味料や素材、作り方を完璧にこなし究極の鮎の天ぷらを仕上げた。誰が食べてもこれ以上ないものだと絶賛した。後攻の海原雄山もほとんど同じ手法で天ぷらを揚げた。唯一違ったのは、鮎の産地だった。どこの鮎を選んだかというと、勝敗を判定する京極さんの生まれ故郷の高知の鮎だった。京極さんは、故郷のことを思い出し、あゆを食べながら泣いていた。

そういうことなんだろう。