9月29日

雑感。

以前までいいものを作ってさえいればいいと思っていたけど、いいものを作るのと同じくらい、そのよさを伝えること、未来を考えることが大事だとおもっている。伝えることはやろうと思えば、自分でできるが、作るのにも必要なように、伝えるのにも技術が必要だ。

ちょっと未来の話を聞いて、ますます、場所の重要性を感じた。これからいろいろが無人化していくとする。スーパーやコンビニが無人化する。買い物はネットで買って自宅まで届けてくれる、となると、スーパーやコンビニは倉庫同様となる。実際、中国ではアリババが、シアトルではAmazonが実店舗で行なっている。

ということは、どんなにいいものをとりそろえていてもネットで買って家まで持って着てくれる方を人は選ぶのだろう。それなら、場所に求められるものはなにか。いい商品をとり揃えることではない。そこでしかできなことを提供することだ。その場へ行かなければできないことを提供することだ。

ミシェランはタイヤメーカーだが、料理のガイドブックを発行している。それは、美味しい料理を食べに車に乗って行けば、タイヤが売れるからだ。そのように、美味しい料理は現地へ出向かなければ食べられないのはとれたてが一番だからだし、ニセコや白馬の雪がいいからスノーシーズンには世界から人が集まる。

そう考えると、いい場所をつくることがこれから少し先の未来に必要なことなのではないだろうか。はて、いい場所とは?