9月8日

寺尾紗穂『愛し、日々』を読む。

僕が日記を好きなのは、過度に編集されていないこと、あくまで個人的なできごとの描写なのにその方が他者に影響を与えること(リアルだからなのだろう)(個人の感情は他人のものとは違うはずなのに、その感情を表現することが他人の感情を揺さぶる)、日記を書いた時の勢いや感情が文面に残っていること、日記の編集の粗さが好み(時系列で、その日にもっとも印象に残ったことが書かれており、それは何かを見た時に感じたことなど、出来事としては大きくなくても、じぶんが目の当たりにしたことで揺り動かされたことなどが書かれているから)、自分の周りにいないような考えを持つひとが存在するんだなと感じれること、表現や考え方は自由だということ(表現の自由って大事)。

ぼくは、ひとの日記を読むのが好きなのだ。