8月28日

日中は暑さがつづく。

仕事の師匠はアイデアが豊富だが、発言や行動をよく観察していると、問題をひとつずつ要素に分けていること、その要素を仕事によって組み替えていること(難しいことをしていないのに丁寧で早くてきれい)、その要素は経験から論理づけられた一連の必要な作業だということ、再構築して解決していること、最初に与えられた問題と解決を定義し直すこと、いざはじめてみてと解決に至るまでの悪い流れの場所が出てくるからそこを注意してみていること、悪い流れの場所を組み替えていること。

夜は、ムナーリと鈴木一誌を読む。ムナーリは、想像力のことを、ファンタジアといった。想像力とは、類推のことだ。そうきいてとても勇気がでる。かわるはわかる。鈴木一誌『ページと力』は、言葉に入っていこうとおもっている手前、正直うれしい文章があってほっとした。言葉の認識を変える定義に出会った瞬間、世界は変わる。「情報は、それを開示する技術によってしか、ひとびとにすがたを現さない。」