6月14日

Harry Hosono & The World ShynessのShiawase Happyを聞く。「大切なものはなんだと 聞かれて考えた よくよく考えたけれど やっぱりこれだろう 幸せだ ハッピー やっぱりこれだろう」(作詞忌野清志郎)坂本冬美ええなあ。

 

現在の映像や写真の世界は、最先端のボディ(sony a7r3とか)とオールドレンズの組み合わせで、撮影されている。素人でも手の届くカメラの機能が恐ろしく高まっている。素人とプロの機器の差異はほとんどない。インターネットが張り巡っている世界では、インターネット上でアクセスできる情報は同じだ。(だから中国が守ったように、先月EUもインターネットの壁を作った)かつては東京やニューヨークに行かなければ手に入らなかったものが、家でYoutubeを開けば聞くことができる。地方のレンタルショップでCDをレンタルしなくても、家でストリーミングで音楽が聴ける。そんな時代に大切なことや違いはなんだろうかを考える。使っている機材がみな同じなら、撮る技術より、なにを撮って、それをいかに伝えるか?のほうが大事だ。ということは、ものの見方が大事だと思う。ものを見るときには、何を持って見るのかによって、見るものが変わる。何を持ってで重要だと思うのは、生まれた場所や育った環境だとおもう。そこから表現されるものは新たなものになりうる。磨くべきは、編集力であり、編集術なのだとおもう。洋の東の端からおもしろいものは生まれる可能性に秘めている。最初のブレードランナーでは雨が降っていたし、昨年のブレードランナーの続編は雪の世界だった。監督の生まれた場所が影響しているのだろうか。ニーナ・クラビッツはロシアの片田舎に生まれた。極地の編集力を学ぶ。