5月19日

風の強い寒い一日。朝起きて、新しい鉄フライパンを空焚きしてセットアップし、たけるくんのテストをして(たけるくんは車内の12V電源で米が炊ける優れもの)、フットサルの練習へ向かう。(あとは肉の仕入先との交渉、おいしいたまり醤油を探す)ぼくは気になることは徹底したい。食生活の変革がめまぐるしい。今年の秋までにおおよその習慣を作ろうとおもう。秋からは入門せねばならぬから。グルテンフリー、カゼインフリーへの移行は比較的容易だった。それは2年前から朝昼は玄米ごま塩にしていたからだった。計画を立て、ステップとやる意義を設定して、地道に小さな変革を続ければあまり辛くない。それは、人体実験や自由研究のようなもので、自分でルールを決めるゲームだから、ぼくにはとても楽しい。改善には痛みが伴う。その痛みは希少価値のあるものがたいがい代償になる。それは、お金や時間やひとだ。言い方を変えると、投資とも言う。3年後にリターンが返ってきそうなら、ゴーサインをぼくはだす。なんべんも言うようだけど、自己投資があらゆる投資の中で最も有効だという。変革には人それぞれ周期がある。僕の場合、7,8年周期で大きな変革が起こっている。振り返ってみると、その周期で、考え方ややることが大きく変わっていることに気づく。そろそろ、その変革の周期にあたる。いままで自分のなかで多くの時間を割いたことをやめる決断をする。次にいくために身軽になって素早くなる。「同じ事をし続けることほど、現代社会において保守的なことはない」と師匠は言う。そのためにはやはり具体的な計画がものをいう。夜もまだ風がごうごうと唸っている。風は見えない。風を感じるには、木の揺れを見なければわからない。自分の変化を感じるのに、木のような定点を心と腹の中に据える。