5月3日

時代を加速させた(ている)のは、はたまた、ひとを進化させた(ている)のは、危機や問題だとおもう。危機に瀕し、ひとは進化してきた。移住し、文化や宗教を作り、テクノロジーを発明し、娯楽を生んだ。白川静は「洪水がおこらなければ文字も文化もおこらなかった」と言った。

 

干ばつや食糧危機によってひとはアフリカを出て、川が氾濫したから文明や天文学が生まれ、明朝の崩壊で日本にやってきた朱舜水によって江戸は進み、過剰な社会への疲労や疑問と非力なインターネット回線によって4つ打ちのダンステクノのミニマルの出現し、衛星放送によって壁の向こう側のひとがこちら側の現実知ったことでベルリンの壁が崩壊した。一寸先は闇ではなく、その先には光がある。