4月30日

『インタースコア』を読み終え、門を叩こうと決意する。

 

さて、毎月はじめのたのしみといえば、本を買うことです。自分に足りてないのは、多読だとおもってから、毎月5000円分の本を購入すると決めて、数ヶ月経ちました。本を読めば読むほど、読んだ本の根に、次に読みたい本がひっついてくるので、アマゾンのほしい物リストには読みたい本がずらっと並んでいます。そのうえ、アマゾンAIのリコメンドがなかなかよくて、欲望が4月のタケノコのように地上にどんどんと出てきます。毎月末にアマゾンのほしい物リストを眺めていると、毎日顔を出すタケノコの調理法を悩むように、あるいは夏のきゅうりの豊作に悩むように、どの本を読もうか迷ってしまいます。結局のところ、ほしい物リストにある本のほとんどは買うつもりなので、早く読むか後で読むかの問題なのですが、なんにせよ5000円分と決めていると真剣になります。そんなときに、師匠の言葉が頭をよぎるのです。「あらゆる投資の中で、自己投資がもっともリターンの大きい投資だ」と。さて、今日で4月が終わります。5月に購入する本を朝から選んでいます。どうやら予算を超える見込みです。そんなときには、呪文のように自己投資と心でつぶやきます。(世の中には希少価値なものがあって、そのなかのひとつが時間。本を読むのには、時間が必要。読めば読むほど、文化や文脈が自分の中に構築さていく。それはあたかも、文化や文脈が共有されていることを前提とする日本文化のように。)

 

この季節の夜ってなんて気持ちのいいのだろうと、ソファに座って、お気に入りのジョニ・ミッチェルのThe hissing of summer lawnsを聞いている。

 

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