3月30日

朝、山から煙が立っていた。よくよくみると、風に煽られ谷を駆け上がる煙は、ヒノキ花粉だった。昨日は非常に暑かったが、本日は春の陽気。まだ身体は春に追いついていない。

 

弁慶にはスネが、ヘラクレスにはアキレス腱が弱点のように、神話のヒーローは実はハンディキャップを背負っている事が多い。完全無欠ではない。それらは弱点のように見えて、実は他人と差別化できる強みでもある。見方の問題。そうです。他の人と違うことというのは、実はチャンスだったわけです。ぼくは身体が食べ物に敏感で、特に酸化した油に、身体が反応する。ということは、悪いことではなくて、それをどうとらえるかの問題なわけです。これがきっかけで、普段なにを食べればいいのかを考えはじめた。それで、まずなにからはじめればいいのかがわかった。誰もがわかっていることだけれど、1)まず自分の体質や健康状態を知ることにある。(とはいえ、世の中に検査はたくさんあるのでどれを選ぶのかという問題も生じる。)身体はヒトによって違い、体質はヒトによって違う。自分の身体のことがわかったら、次は、2)どういった栄養が必要なのかがわかるので、それを摂るだけだ。とはいえ、現在の野菜は、いろいろあってかつての野菜と比べると栄養価が1/6なのだという。野菜を6倍食べるのもばかばかしいので、サプリメントで足りない栄養を補充しようとおもっている。(サプリメントの問題もある。)

 

どうやらぼくは、ゲームをする前に、ルールを理解してからはじめるようだ。食事も考え方も、最近は、最先端と土着のものから大いに学んでいる。特に、もののみかたを。思うに、その中間点(バランスのとれたポイント、熊楠のいうスイ点)が一番いいと思う。