2月26日

全体を因数分解して得られた部分が元には戻らないのは、因数分解した部分以外に、見えていない部分と部分の関係を取り出せていないから。家族を因数分解したら、祖父、祖母、父、母、兄、僕になったけれど、そこには家族を構成するひと同士の関係は見えてこない。ところが、その部分や全体だけしかみていないから、その関係をみていないから、専門家ばかりが増える。もっと異業種やまったく関係のないところから本業に関わる何かを持ってくるべきなのだろう。その楽しさをぼくは多読で味わっているから、それをリアルでもやっていきたい。方法というのはそもそもジャンルを問わない。まずは、やり方を見つめていくべきだとおもった。けれど、正剛さんの『擬』がまだおわらない。おもしろくて難しい。