2月1日

2月です。

 

正剛さんの本をあと一冊読んで、半年におよぶ「松岡正剛」縛りを一旦やめにしようとおもう。最後は『知の編集術』。ぼくが最初に買った正剛さんの本。10年ほど前に買った。ちょうど情熱大陸で正剛さんのことを知って、そのころたしか速読したいなと思って買った本。本を読みたいと思っていたころに、本の読み方を教えてくれる本として選んだ。そのころは読書嫌いだった。そんな本をいま読んで、どういうふうにおもうのか楽しみだ。同じ本を読んで、自分を知る。本は変わっていない。時分の花。

 

そうそう思い出した。速読についてたしか、「結局速読なんか、その分野のキーワードを知っていたら早く読める」というようなことが書いてあった。そりゃそうだ。速読の本には、ページを写真のように見るとか、文章をブロックでとらえるとか、いろいろ書いてあった。結局のところ、読んでいる本が所属する分野の本をたくさん読むうちに、同じ言葉が出てきて、知らず知らずのうちにその言葉を覚えていき、本を早く読めるようになるというのだ。だから速読のコツがあるとすれば、それは、多読だ。時間のあるうちに、多感な時期に多読を。

 

そうそう、昨日の皆既月食の月が明るくなるのはなぜかという疑問が解決した。小野雅裕さんの解説による。小野さんの文章がすきだ。読書家で、旅人が、ぼくはすきなのだ。 http://voyage.hiroono.com/2018/01/31/lunar_eclipse/