1月17日

目の前のことをやる前に、巨視的に、自分がなんでもできると思い込んで考えはじめること、その計画を綿密に立てることをしなけりゃとおもっている。アイデアを考えようとするとき、結果的に、自分ができることという括りの中で考えてしまうから、アイデアはおもしろくない。そこに、無責任な発言の価値があり、口だけのやつが必要なのだ。最近、ただシンプルだけじゃダメだと、おもいはじめてきた。白洲次郎はプリンシプルのない日本といったが、関係ないけど、フィロソフィーのないシンプルはだめだ。風流は、ときに風流過差といった。

 

やってみなくては、なにがよくて、何がだめだったのか、何が好きで、なにがきらいなのか、そのとき好きでも時間がたつと嫌いになるもの、またその逆も、わからない。いろいろのことを、友人がやさしく教えてくれるように本を読む。が、むつかしい。『世界と日本のまちがい』に驚愕している。これは、師匠から奥義を習うように、正座で読まねばならない。