1月10日

車をもらった人の話を聞いていると、必要のない車を所有することは、マイナスでしかないということがわかった。車2台所有、一台はもらいもののため初期費用ゼロ、月に数日しか運転しない、車検、税金、保険いろいろ含めて、ほとんどの時間は車庫の中に眠っている車に年間40万以上を払う。生活に関わることほとんどすべてにマーケティングが入り込んでいる。みんな持っているからって、いらないもの買わそうとしている。まあ田舎ではいまのところ車は必要不可欠だから、最低限は必要なのだが。何かを買うときの、ぼくのものさしは、長く使えるかどうかだ。

 

と、そんな話を聴きながら、投資の話を考えていた。といっても、ぼくは、株も、FXも、ビットコインもしていない。賭けに勝つ方法はわからないが、負けない方法はあって、それはやらないことにほかならない。「知恵や知識は、暴落することがない、一生の財産だと」メンターが言った。メンターは、細かい指示をしないし、やれともいわない。ただ方向を示すだけ。だいたいが、「そこをそうしたらいいんじゃない」なんて、ものすごく曖昧というか、巨視的な助言。ようは、あんたがやるかどうかやで、決めるのはあんたやからだって。そりゃそうだ。

 

『日本力』のつづきを読む。エバレット・ブラウンの「自分自身で物事を考えて選びとる力を持っていないのではないかと感じます。すべて言われたとおり、与えられたとおり。特に食べ物に関してはそれがとても多いと感じます」「石の乞はんに従え」こんなの聞くと、どきっとして、自分に問いかけてしまう。世間はともあれ自分で考えていますかと。異質の目からみたもの。正剛さんの本ばかり読んでいたから、30分だけ、テクノロジー関連に脱線し、呼吸の大切さを学ぶ。最新の科学的根拠でさえ、日本の文化のことをいうのだから、もうここは通らなきゃいけない道なのかもしれない。読書前に、片鼻呼吸で脳に酸素を送り込む。やり方メモ:右手親指で右の鼻、薬指で左の鼻を押さえ、鼻の穴をふさぎ、薬指の力を緩め、左の鼻の穴を開き、ゆっくりと身体のなかにある息を吐いていきます。吐き終わったら、左の鼻でゆっくり息を吸って、左の鼻をふさぎ、右の穴でゆっくり息をはく。これを繰り返す。

 

日本語は連想。森は、盛り。森は原生林の山。平安時代に神社の本殿が建てられはじめた以前から、山自体が神体だった。古神道。森は、山の盛りそのものが手付かずの原生林のことをいう。

 

今日はDavid Bowieの命日。BowieのSpace Odidtyで今日を〆る。