1月6日

6時30分に起きる。ルヴァンのあんぱんをオーブンで温める。昨年末に買ったコーヒー豆、エルフィンエルト・ゲイシャを熱めの温度で淹れて、酸味をきかす。できあがったパンとコーヒーを持って、車に飛び乗り、仕事へ出かける。天然酵母の酸っぱいあんパンを噛む。噛めば噛むほど味がでてくる。そうしたら、あんぱんを巡る思い出も一緒に出てきた。ぼくはルヴァンのあんぱんが好物だ。コーヒーもパンも思い出も酸っぱさに味を見出すこと。

 

仕事から帰って、家事を終えて、石川直樹『全ての装備を知恵に置き換えること』の「あのころ」を読む。旅先で出会う親切なひとたちがいるから、その場所が好きになっていく、あの感覚を思い返す。急がない何の目的もない旅もいいと振り返る。まだ夢と現実の境が曖昧のようだ。