11月29日

ableton liveを使って、音楽を作る。いやーまったくわからない。C言語を有無を言わずやらなければいけなかったころをおもいだす。この追い込まれている感じは嫌いではない。たとえば、電卓を作って、1+2=3 を計算するとしよう。「1」「+」「3」「=」を入力すると、「3」が表示される。使うときには、計算式(アルゴリズム)は知らなくてもよいが、なにかを作り出そうとするときには、アルゴリズムを知っていなくてはいけない。というより、アルゴリズムを作り出さなければいけない。作りたいものをイメージできるのに、その課程で必要なことがまったくわからない。が、説明書はないし、適当に触って、覚えていくしかない。わからないことをやるのはいつだって楽しい。完璧なものを作らず、余白を残し、余白は想像力で補わせる。そんなふうなものにしたい。

 

後輩がぼそっと、主語が大きいものは信じすぎない方がいいと言った。日本人はこうだとか、世界はこうなっているとか。