11月14日

ぼくがラッキーだとおもうのは、目の前にやりたいことが山済みで、やりたいことをやればやるほど、次の山が見えてくること。いや、やる前から見えているから、どれにしようか選ぶだけ。まあ選ぶのに四苦八苦している。いい意味で。遠くて急峻なものから、近くて日帰りで登れるものまである。


いろいろなひとと話していると、やりたいことがないひとがおおい、あるいは、そんなんお金があるからできるんやとか、時間があるからできるんやとか、しがらみがないからできるんやとか言って、妄想で自分をしばっている。と、感じる。直接そういっても聞く耳はない。

小さなことからでも、疑問におもったり、やりたいって思ったら、ほかのことなんか考えずに思い切って、やってみる。それを続けると、筋肉や体力がついてきて、思考が変わる。誰もあなたのことを縛っていないという事実に気づく。自分自身が勝手にそうおもっていたのだった。


テレビを見ているひとがいる。テレビでおいしそうなご飯を特集している。芸人がそれを食べて、おいしいっと絶賛する。それをみたひとは、ほんまかよと、テレビに突っ込んでいた。それでおしまい。僕が気になっていたらその週末に、そこに食べに行っていただろうに。


大学生のころ、突然、海が見たくなったからといって、車を走らせ、太平洋まで見に行ったことがある。おもえばこれをぼくは毎日続けているわけだ。いまさらばかだなとおもうけど、ラッキーだともおもう。そんな人生のほうが楽しいにちがいないのだから。