10月4日

イマジネーションやクリエイティビティやセンスは、圧倒的量によって、後天的に身につけことができるのではないかと、正剛さんがこんなに鋭い秘訣を垣間みた。今日も松岡正剛さんの本を読む。

 

『月刊遊』の特集・相似律では、似ているものだけをとことん集め、並べている。たとえば、「氷河」と「揖斐川と長良川」と「首都高」と「ファスナー」を見開きの同じページに配置して、キャプションに「自然と文明のファスナーのしめ方」とある。「この相似律は、大量の図版を何万と集めて、一枚一枚クリップして色をつけて、ページレイアウトをしました。この、大量の情報を集めて突き合わせるという方法は、いまも私がたいへん重視している方法です。編集というのは、ある、閾値を超えるまで大量のものを踏査することによって初めて駆動するものなんです。」とある。これだとおもった。好奇心さえ自家発電できれば、ぼくにだって、できる。ゴッホは毎日一枚の絵を描いた。