10月3日

昨日の衝撃が残っている。松岡正剛さんの本の衝撃。「いまの日本人は日本のこと知らないんですよ」という言葉が、頭を駆け巡っている。ぼくはこれまで日本のことを知ろうともせずに生きてきたわけだから、たしかに日本のことを知らなくても生きていける。だけど、いまはなんだかそれって寂しいとおもっている。今月は、セイゴウマンダラを読みながら、日本のことを知ろうとおもっている。早速、正剛さんの2冊目に手を出す。

 

本を読みながら、ぼくたちは巨人にあうべきなのだろうとおもう。知の巨人でも、技の巨人でも、森の巨人でも、なんだっていい。巨人に出会って、自分の畑や、家をぐちゃぐちゃにされても、また再構築すべきなのだ。それは筋肉の回復と同じように、修復の過程で、強くなりながら、もとにもどるようなものなのだとおもう。ということで、本はいい。いつだって、好きなひとをマンツーマンの教師に選べるのだから。もうしばらくは活字中毒が続く。

 

Tom Waits / Rosie