9月24日

松岡正剛さんが、「私たちの先祖たちは、水を感じたいからこそ枯山水から水を抜いたのです。墨の色を感じたいから、和紙に余白を担ってもらったのです。」といった本のタイトルは、日本という方法。たとえば畑のことを考える。たとえばトマト。どのようにして、トマトを育てるのか。そもそもどの種を使うのか。野菜は土が大切だ。畑の雑草の世話をするのは大変だ。でも農薬は嫌だな。畑を耕すのも。いや、そもそも、草を抜く必要があるのか。畑を耕す必要があるのか。堆肥は?トマトを育てるのに、いろいろな方法がある。そこにそのひとの意識が混ざっている。それは思想よりも方法に現れる。