8月23日

遠くから、葉っぱを打つ雨の音がする。もうすぐ雨が降る。たとえば、時計やカレンダーがなくても、日が暮れ夜が来ることや、夏が終わることをぼくたちはわかるのはなぜなのだろうか。

 

仕事終わりに、水がなくなったから汲みに山へ向かう。その前に、いつもの商店と珈琲屋に寄る。商店では、おばちゃんがポイントカードを5倍にしてくれた。コーヒーを買えば、おっちゃんがおまけをくれた。ぼくは、小さな商店がすきだ。扱っているものをすべて把握している(把握できないものや量は持たない)、自分にすべての決定権がある、お得意さんを優遇する、商店が。コンビニや大型スーパーのように、だれがなにをどれだけ買ったかを正確に管理するのもよし、店主が気に入った客を贔屓にするものよし。ぼくなら後者になる。