7月23日

夕方から和歌山で試合があったので、午前中に天川に寄ってから向かう。奈良は遠くはないが、天川は遠い。長野では山を見ながら運転しているが、天川へ向かう途中は山の中を走っていた。スマホのGPSの感度がわるいのか、大峰山に近づいているからか、迷いながらにゆっくり走る。天川では、ごろごろ水を汲む。これはうまい。駐車料金500円を払う。各駐車スペースに蛇口がひとつある。ぼくは20Lのポリタンクと水筒に水を汲む。

 

ところで、本当の水の価格を知っている人がどれだけいるのだろうか。コンビニに売っている500mlのペットボトルが100円というのが本当の価格なのだろうか。そこに含まれる人件費や輸送費などは水の価格と関わりがあるのだろうか。幸い日本では湧き水を飲めるのだから、自分の足で水を汲みに行けば、水自体にお金はかからない。それに山で汲んだ水のほうが、輸入した水より美味しいのはいうまでもない。いろいろの問題も、こんなふうなのだろうとおもう。あらゆる問題はおそらく価値観によるところが大きいのだろうから、解決法もまた価値観によるのだろう。知らない方がいいこともあるのだろうが、知ることの大切さを噛みしめている。天川にはまた訪れたい。