7月7日

九州の方で大雨が降り、大きな被害がでている。
日本人が本来持っている感覚に、無常がある。無常は、常ならむということ。うつろうということ。花や、季節や、心なんかそう。

地震や津波などひとが到底かなうわけもない圧倒的な自然の力と対峙していくうちに身につけた、生き方の知恵なのだとおもう。そして、その知恵をぼくらは知らぬ間に自然に身につけている。


色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず