6月17日

タローさんの田植えを手伝う。もちろん手で。まとまっている稲を、固結びを解くようにして、稲をほぐし、土の中にしっかり根付くように植えていく。さいしょのうちは、その作業に夢中で、気づいたときには、腰の高さが下がり、目線が苗の高さになっていた。目線って大事だ。稲の目線。小津安二郎の目線。旅のときも旅の目線のようなものがある。田植えって、瞑想のように、考えがまとまっていく、2人で2時間30分で、5列。先は長い。