5月5日

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マイルズ・デイビスは自伝で、「演奏するとき、子どもの頃に聴いた、偉大なミュージシャンの演奏に震え上がったときの感覚を思い出し、それを追いかけている。」と言った。

いまこうして僕がぶらっと行っている場所で経験したことが、マイルズが言うように、心の中に形作られ、見えない引き出しに整理されながらしまわれていく、あるいは、脱いだ服をざっと洗濯カゴのなかに投げ捨てるように溜まっていく。タイミングなんていつかはわからないけれど、その記憶の断片を集めたもの(もちろん記憶と音や匂いもいっしょに)は、いつかなにかをするときにクリエイティビティやイマジネーションあるいはマインドウインドとして、現れてくるとおもっている。だから、なんのためにやっているのと聞いてくるひとがいても、放っておくことができる。しつこく聞かれるのなら、事後報告でいいとさえおもう。そうおもえると、なんだって好きなようにできる。いますべきことは、多感ないましかできないことすること。

白馬にて。

そうそう、白馬を散歩していておもったのは、「樹間と生活の関係」を肌感覚でしらべてみるとおもしろいということ。白馬がいいなとおもうのは木(自然)と人との関係が親密だからじゃないかな。 こういうのって、行ってみなけりゃわからない。夏に八ヶ岳で星空映画祭があるから行きたい。(また長野だ!)

 

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