4月27日

One of my theme songであるLou ReedのWalk on the wild sideを聞く。ドゥドゥドゥ。歌詞の内容というより、メロディーがピンと張り詰めた朝の冷たい空気や、旅の途中の夕暮れにピッタリ合う。

 

片岡義男「日本語の外へ」を読む。日本語を直訳して、英語にするだけでは、機能としての英語は身につかない。というより、直訳には英語の機能はついてこない。英語の機能とは、客観性だ。体から発せられる言葉に、客観性を欠けば、つまり、みんなそうおもっているだろうという意識が無意識に言葉に内包するなら、その言葉というのはどこまでいっても無責任だ。自由とは責任の上に成り立ち、責任とは自分の発する言葉を、自分の行動に起因とする、あるいは、行動を自分の客観から生まれた本質で示すことだ。なにやら難しそうなことのようだが、しかし、この本はむちゃむちゃ読みやすい。そして、むちゃむちゃ読むべき本だ。