4月26日

与謝野晶子は大阪の堺に生まれた。古今和歌集や源氏物語を読んでいた文学少女だった。十代のあるとき、新聞にある歌が載っていてそれに衝撃を受けた。その歌が与謝野鉄幹だった。あるとき、鉄幹が大阪に来ることを知り、晶子はその会場に足を運んだ。そこから晶子は思いの丈を歌にのせて送ることになる。その衝撃で、いてもたってもいられず、東京に転がり込むことになる。それから、与謝野晶子は明星に、みだれ髪を寄せることになる。みだれ髪は世界を変えた。のちに、平塚雷鳥や伊藤野枝がつづくことになる。

 

くろ髪の 千すぢの髪の みだれ髪 かつ おもひみだれ おもひもだるる

 

衝撃を大切にしたい。