4月12日

レヴィ・ストロースの悲しき熱帯を読む。これは文化人類学の古典的な名著だが。それだけではない。ブリコラージュ的思考に興味を抱き、生き生きとした回顧録にとどまらない本著にわくわくがとまらない。あとは松岡正剛さんの千夜千冊に任せて続きを読む。

 

木を切るのに、思想は必要ないのだろうか。思想というと、大げさだから、考え方と言い直す。ただ木を切るのと、行動の本質に従って、木を切るのとでは、同じ行為であっても、全くちがうようにおもえる。それは他のことにもいえるのではないだろうか。普段生活をするのに、おいてさえ、いや、ご飯を食べるのでさえ、そういえるのではないだろうか。なぜそれを食べるのか?

 

さてさて、そんな難しいことは考えずに、満開の夜の桜を見に行こうか、それとも、ストロースを読み進めようか。真面目に楽しく。ときに、バカになろうではないか。