TOSHI KIDA
ウツとウツツとウツロイ
色は匂へど散りぬるを


6月2日

道を作る。といっても、山の作業道。仕事中に考え事。仕事に関わらず、ひとが行動を起こすとき、その行動はなにによって、決められているのだろうか。 コンピューターにはOSがある。OSとは、オペレーティングシステムのことで、パソコンの振る舞いを管理して…

6月1日

あらゆる雑事を片付けて、早々に、部屋の電気を消し、ベッドに寝ころび、布団にくるまって、卓上灯の明かりで、山本七平「日本人とは何か。」を読む。仮名の章に入った。この話めちゃめちゃおもろい。ちょっとしたアイデアが湧く。本が導いてくれる。 22時45…

5月31日

月に一度、亀山にある岡田屋本店という小さな小さな商店に買い物に行く。ここはなんでもかんでもはないけれど、しっかり選ばれたものが置いてある。作り手が丁寧に作った商品がそこにはあって、ぼくはうぉーっとうなりながらいつものように、ゴマを手に取る…

5月29日

体調の調子次第で、食べるものの味が変わるだから、読む本もまた、体調や読む場所で印象が変わるとおもう。だからリラックスして読むことが大切だ。今日は布団に車って寝転びながら、 スーザン・ソンタグ「様式について」、テンダー「わがや電力」、片岡義男…

5月28日

加古川で試合。家から約150km離れていて、そこに向かうのには何通りも道がある。だいたいそこに行くだけなら、高速道路を通って最寄りのインターで降りて現地に向かう。ぼくはというと、高速道路より、国道より、県道が好きだから、だいたい下道で向かう。す…

5月27日

スーザン・ソンタグの反解釈にある「様式について」を読み返す。「パルミジァニーノ、ポントルモ、ロッソ、ブロンツィーノのような、あるいはガウディ、ギマール、ビアズレー、ティファニーのような芸術家は何かはっきりしたやり方で様式を研ぎすます。彼ら…

5月26日

大学のひとつしたの後輩がサッカー日本代表に選ばれた。当時からただひたすら目標に向かっていた。その姿を思い出す。 夢が叶う、といえばやすい。あまりにも。 スーザン・ソンタグの「様式について」が、自分なりにやっと理解できた。ルーク・スカイウォー…

5月25日

片岡義男「日本語の外へ」を読む。600ページ超えの分厚い本なので、栗の皮をひとつひとつ向いて食べるように読む。本日は長めの参照です。 「動詞とは、アクションだ。アクションといってもただやみくもな行動ではなく、因果関係における因だ。因は理念と言…

5月24日

久しぶりに、雨が降る。雨が続くと嫌だけど、晴れ間の続いているときに降る雨はうれしい。地面に降った雨の匂いはいい。雨の重みで落ちるツツジは綺麗だ。最近は、つまみ食いのようにちょっと読んで、別の本に手を出し、また帰ってくる。その繰り返し。本を…

5月23日

今日はあまり調子のよくない日。こういう日は無理やりポジティブになろうとせず、そのままなにも特別なことをしないようにしている。 本日は理屈っぽいなといわれた。理屈っぽくないひとに。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。ことの発端は、食…

5月22日

モバイルソーラーパネルを試しに使う。何も考えずに。仕事中に太陽が携帯電話の充電をしてくれる。今日の反省。テクノロジーを使うのに、自然を理解しなければいけないこと。ぼくは先端テクノロジーと昔からある脈々と受け継がれていることが、相反するとは…

5月21日

As is a tale, so is life: not how long it is, but how good it is, is what matters. (人生は物語と同じである。重要なのはその長さではなく、その良さであるという点において。) コンクリートが暑い。やはり土の上がいい。気温が30度を越えた。が、まだ…

5月20日

今日は松尾芭蕉が江戸を出発したそうだ。そのとき、芭蕉は「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」と読んだ。「月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、来ては去り、去っては来る年もまた同じように旅人である。」消費するだけじ…

5月19日

夜にすこし走る。SadeのBy your sideのリミックスを聞きながら。小学生のころの通学路を往復する。当時の足で片道20分かかるところ、散々道草しながら帰っていたことを思い出す。 そうそう、いま細野晴臣のインタビュー集に少し浮気している。細野さんの音楽…

5月18日

思考がぐるぐる。ブリコラージュと現代思考or現代的ブリコラージュ 考え方の箱をはみ出す本を、読むことがある、偶然に。 いま読んでいる、猪谷六合雄「雪に生きる」とレヴィ・ストロース「悲しき熱帯」のそのうちのひとつ。両方とも、自信の体験を思い返し…

5月17日

秋のように高い5月の空。この気候が好きだ。タローさん家で起床。東向きの天窓から差し込む朝日をしばらく眺める。昔の家の暗さは贅沢だ。みんなでゆっくり朝ご飯を食べる。5分遅刻。はっぴいえんど「はっぴいえんど」を聴く。歌詞に意味なんて、あっても…

5月16日

タローさん家に泊まる。仕事を終えていったん家に帰り、シャワーを浴びて、IPAとペールエールと鹿フルトを持って、家を出る。本日はタコスナイト。スージーのテックスメックス。テックスメックスは、テキサスのメキシコ料理で、広島風お好み焼きみたいな感じ…

5月15日

45年前の今日、沖縄が日本に返還された。 ぼくは学校で習う歴史を知らない。ぼくは理系だったので、大学入試に歴史は必要なかった。高校時代に日本史と世界史を教科書で習わなかった。進路は推薦で夏休みに決まっていた。センター試験もすっぽかした。こうし…

5月14日

名古屋で試合。朝から一日で4試合あって、かなり疲れて、クタクタになった。帰宅途中で、2回車で数分仮眠し、21時に家に着いて、10分後には、布団の中で寝ていた。起きてから記憶を辿ると、その10分で、洗濯物を出し、翌日のご飯の用意をし、シャワ…

5月13日

大雨は寝ている間にどこかへ。今日はよく寝た。昼過ぎに食材を買いに出かける。帰ってきたら、軽トラの荷台の上に、wakkayaさんのバゲット。タローさんありがとうございます。夜は半身浴、美容目的ではありません。ストレッチを入念に。試しに玄米甘酒を拵え…

5月12日

昨日に引き続き師匠の師匠の手伝い。そのひと実は80を過ぎていることがわかった。がっちりした体格、手袋を二重にはめているような分厚い手、只者ではない。ワイヤーの縛り方、滑車のかけかた、ネジのはずし方ひとつひとつに、理屈が、経験が、人生が凝縮…

5月11日

猪谷六合雄の雪に生きるを読む。昭和18年初版、約75年前の本。現代仮名遣いに変わる前の仮名遣いなので、最近のぼくには都合がいい。想像力が掻き立てられる。 たとえば、「読まう」とある。これは、「読もう」なのだけど、ぼくのイメージは、「夜舞う」…

5月10日

気がつけば、窓は空いているし、蛙の声が聞こえる。ストーブは扇風機に変わったし、足元は裸で、雨は暖かい。 言葉は、その成り立ちから、その国の土着の文化を含んでいる。精神性を含んでいる。心を含んでいる。 動物の歯を見れば、その動物の食べるべきも…

5月9日

訪れは、「おとずれ」ではなく、「おとづれ」で、音連れとなる。「ず」と「づ」のこの違いを感じ取れる感覚を忘れちゃいけない。だから、訪れると書いたときには、音も一緒に連れてくることになる。そう感じ取るにはやはり、「づ」でなければいけない。この…

5月8日

空が霞んでいる。黄砂だろうとおもっていたが、松を伐倒したら、花粉が飛び散った。 最近読んでいる本に、同じようなことが書いてあった。(ぼくはたいがい、何冊も平行して読んでいる。 )それはこうだ。物事には「多面的な真実」がある。名探偵コナンは真…

5月7日

スターウォーズ エピソード2を見た。 惑星のはずれの星に住むルークは、どこか遠くに出て行きたいと思っている。同じ星の少し離れた場所に住む変な人に会う。それがオビワン。彼と出会って外に出て行こうと誘われる。外に出て行きたいとおもっていたのに、い…

5月6日

ゴールデンウイーク回顧録 食べもの編 いい接客と客層が大事です。いい接客とは、なにか考えたけど、そのひとの要求をうまく汲み取って、その人にあったサービスを提供することだ。あと友人のようにやさしいこと。あるレベルまではマニュアルで通用するが、…

5月5日

マイルズ・デイビスは自伝で、「演奏するとき、子どもの頃に聴いた、偉大なミュージシャンの演奏に震え上がったときの感覚を思い出し、それを追いかけている。」と言った。 いまこうして僕がぶらっと行っている場所で経験したことが、マイルズが言うように、…

5月4日

午前中の試合をPK負けで終えて、午後に、東京を離れ、長野へ向かう。 高速から見る、なだらかで、どこまでも続くような山の裾野に惚れる。夕方、上田のパン屋さん、ルヴァンに出向く。あいにく、目当てのあんパンは売り切れ。代わりにカンパーニュを購入する…

5月3日

7時過ぎ起床。 環八を通って、埼玉県の東川口へ車で向かう。フットサルの試合がある。予選に勝ってしまったので、明日も引き続き、東京にいます。 試合後、代々木公園近くのカフェ、フグレンへ向かう。僕が一番好きなカフェ。コーヒーがおいしい。いままでの…

5月2日

僕は、小山田咲子「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」が好きだ。「日常の雑事を全てとりあえず収めるべき場所に収めて(あるいはなかったことにして)深夜にに荷物をまとめ、えいやっと部屋を飛び出す、あの一瞬をやっぱりどうしても愛していると思…

5月1日

田んぼの畦の草を刈る。4つ打ちのビートに合わせて、同じテンポで腕を振る。ずっと振る。続けていくと、頭と体と音楽とが合わさり、僕の周りで小さなグルーブが生まれる。気分がいい。仕事もはかどる。通り雨もなんだか気持ちいい。なんて意味がわかりませ…

4月30日

中国では、芸術の最高は、書である。次に詩、絵、その他の芸術と続く。文はありとあらゆるところに存在する。石や葉っぱに書かれている。文は紋様なのだ。毛沢東の文化大革命が衰退し、鄧小平が出てきて、中国の伝統と資本主義を合わせた。そこから、いまの…

4月29日

昼から、社長、奥さん、タローさん、スージーと多賀へ。鹿肉を使っていただいているパン屋さんに伺う。多賀駅前にあるwakkayaさん。作られるパンは、全粒粉のものがあたり、ビーガンやベジタリアン向けのものもある。ベジタリアン向けと聞くと、味のことを気…

4月28日

always do the right thing. まっとうなことをする。何が正しいかは、常識というより、個人の良識の範疇だから、常にそれについて考え、間違いがわかったら、それが180度違っていてもすぐに方向転換。そんなところに変なプライドを覗かせない。常に、まっと…

4月27日

One of my theme songであるLou ReedのWalk on the wild sideを聞く。ドゥドゥドゥ。歌詞の内容というより、メロディーがピンと張り詰めた朝の冷たい空気や、旅の途中の夕暮れにピッタリ合う。 片岡義男「日本語の外へ」を読む。日本語を直訳して、英語にす…

4月26日

与謝野晶子は大阪の堺に生まれた。古今和歌集や源氏物語を読んでいた文学少女だった。十代のあるとき、新聞にある歌が載っていてそれに衝撃を受けた。その歌が与謝野鉄幹だった。あるとき、鉄幹が大阪に来ることを知り、晶子はその会場に足を運んだ。そこか…

4月25日

シンガーソンガーの初夏凛々を聴く。Coccoのボーカルとくるりのリズム隊によってグルーヴが生まれる。もう夏の尻尾が見えはじめた。

4月24日

レヴィ・ストロースの悲しき熱帯を、一旦横に置いて、片岡義男の日本語の外へを読む。この本めちゃくちゃおもしろい!まだ途中なので、内容は割愛。おもしろい! そういえば、今日は日本語が少なくなっていく、もっと正確に言えば、方言が色褪せていくことが…

4月23日

大阪にいました。タローさん一家、さかもっちゃんカッポーで、東大阪の石切へ。改装した古民家を使ったマルシェへ。もともと会社のインスタきっかけで、知り合った方が企画しているマルシェ。 いまの時代のはじまりかたは、いろいろある。今回はインスタで伊…

4月21日

熊本城の石垣の話をする。どうやら大津の穴太衆が関わっているようだ。穴太衆は石垣職人集団で、大阪城からなにから当時のめぼしい城の石垣はほとんどが彼らによるものだった。独特の、あらい石のつき方でかなり丈夫なものをつくった。 それで、彼らの技術は…

4月19日

誕生日です。福岡にいるナイトーが贈ってくれた日本酒をちびちび、ソファに座って、静かに飲む。それから、部屋の窓を開け、ベランダに出る。手すりに持たれて、息を大きく吸い込む。春の夜の匂いがたまらなく好きだ。母に聞いたところ、桜が満開の夜に生ま…

4月18日

昨夜、雷がなり、雨が窓を叩きつける。朝にはすっかりやんでいた。さよなら春の日。 松岡正剛の多読術を読む。前に読んだのは、本を読みはじめる(もともとこれっぽっちも本は読まなかったのに)前のこと、2010年ごろ。それから今まで、いろいろ本を読んでき…

4月17日

小利口になるな。という言葉を最近知った。中後半端に頭が良くて、先のことを考えてしまうひと、という意味だ。 ブリコラージュという言葉を知った。(こういう感覚はあったけれど、自分の中で言語化できていなかった)あらかじめ全体の設計図がないのに(あ…

4月16日

前から気になっていた、松岡正剛と水曜日のカンパネラのコムアイの対談をテレビで見た。なぜ見たかったのかというと、松岡正剛が注目しているからだった。 知の巨人と呼ばれる松岡氏(だって千夜千冊という修行のようなことをしたり)が、50も離れた女の子に…

4月15日

誰かが、あれってこうらしいといった。もうひとりが、ようそんなこと知ってるなといった。が、そのことは、そのひとの経験じゃなくて、テレビでいっていたことだった。いろいろ聞いていて、最後に、結局、「みんなを代表していっているみたいやけど、そんな…

4月14日

引き続き、レヴィ・ストロースのかな悲しき熱帯を読んでいる。いままでおもっていたことが、言葉にできないとか、僕だけかなとおもっていること、(そういう感覚って、普段の会話の話しってやらない)が、やっぱりそう感じているひともいるとわかって安堵す…

4月13日

レヴィ・ストロースの悲しき熱帯の続きを読む。ブリコラージュがどうやら僕は気になっている。そもそも、悲しき熱帯は、時系列じゃないし、ストロースの自叙伝のようであり、それを装った民俗記で、ブリコラージュなのだろう。 言葉を声に出すとき、正直であ…

4月12日

レヴィ・ストロースの悲しき熱帯を読む。これは文化人類学の古典的な名著だが。それだけではない。ブリコラージュ的思考に興味を抱き、生き生きとした回顧録にとどまらない本著にわくわくがとまらない。あとは松岡正剛さんの千夜千冊に任せて続きを読む。 木…

4月11日

最近は4月なのに、梅雨のような日々が続いている。朝起きて、チーズケーキを作った。コーヒーを淹れて食べ合わせる。コーヒーに甘い物は合う。最近は花林糖がいい。それから、スペクテイターのホールアースカタログ特集を読み、レヴィ・ストロースの悲しき熱…