2018-06-22から1日間の記事一覧

6月19日

梅雨が続く。サン・テグジュベリ『星の王子さま』を読む。 特別な花を一本持っていたから幸せだとおもっていた星の王子様がそうじゃないことに気づいたとき、キツネと出会う。王子様は遊ぼうと尋ねると、キツネは「懐いていないから、遊べない」と答える。王…

6月18日

朝、地震で飛び起きた。震源地は大阪北部だった。ここは震度4。数秒間揺れた。いまは、なにもなかったように、夕焼けの静かな夜である。 ヒトの力ではどうしょうもない自然のパワーを目の当たりにしたとき、体は敏感にそれを感じ、考え方に影響を及ぼす。そ…

6月17日

何かを作るのにも、それを伝えるにも、共通の大事なものがあって、それが編集だと思う。編集は学ばなくてはわからないことがおおい。作るもののコンセプトや、それを現代にあてはめること、屋号のネーミングや、ロゴの作成にも、やることなすことすべてに編…

6月16日

家康が江戸をはじめたのも、ベルリンの壁が崩壊したのも、醤油が作られたのも、ナポレオンの遠征も、神仏習合も、仏教がインドを離れ中国で花開いたのも、日本で花見が流行ったのも、紀貫之がひらがなとカタカナで土佐日記を晩年に綴ったのも、あらゆること…

6月15日

雨の一日。ずっとニールヤングのafter the goldrushを聞いている。 勝手な思いこみが楽しさを阻害していることはよくある。そういうときに、知識があるのとないのとでは大違いだ。そういうときは、生物の仕組みや文化の方法へ立ち返るのが歴史の教えだろう。…

6月14日

Harry Hosono & The World ShynessのShiawase Happyを聞く。「大切なものはなんだと 聞かれて考えた よくよく考えたけれど やっぱりこれだろう 幸せだ ハッピー やっぱりこれだろう」(作詞忌野清志郎)坂本冬美ええなあ。 現在の映像や写真の世界は、最先端…

6月13日

ここ数週間、やりたいことがないわけでも、やる気がないわけでもない。むしろ、やりたいことはあるけれど、体がなんだか動き出さない。そんなときには、むりやりなにかしようとせず、何もしない。環境を整えて、体が動き出そうとするまで、待つに徹する。こ…

6月12日

酵素玄米プロを購入。数日後に家に到着する。ほとんどの炊飯器には玄米を炊くモードがあるが、そのアルゴリズムは白米用になっている。この炊飯器は、玄米にフォーカスしている。到着が楽しみだ。 秋のような肌寒く風の強い一日。家に帰って洗濯物をたたんで…

6月11日

日本の神はまれびとだと、坂口信夫は言った。神が日本的なのではなく、神の見方にこそ日本が潜む。主題じゃなく、方法に、ぽさやらしさが現れる。風が吹く。神はそこにはいないが、そこになにかを感じる。風は見えないが、風が吹いて木の葉が揺れれば、風が…

6月10日

インターネットとグロバリゼーションによって生まれたファストファッションによって、洋服が店やタンスに溢れるようになった。洋服はかつて特別なものだった。特別なものが、当たり前のものになると、盲目になってしまう。だから、それは大切なものなのだと…

6月9日

ものの半径。ものには半径がある。それらの半径が重なったとき、溶け合い、混ざり合う。いくら行政単位で人口の管理のしやすさから地域を再編したとしても、かつては、山の尾根のあちらとこちら、川のあちらとこちらで、効率ではなく自然によって分けられて…

6月8日

「It is not easy to make these decisions. But it is possible to take control and tackle head-on any health issue. You can seek advice, learn about the options and make choices that are right for you. Knowledge is power.」 アンジョリーナ・…

6月7日

月は憑く、満月の夜にヒトは狼になり、貝は口を開く。先は咲く、好きは漉く、遊ぶは荒ぶ、森は盛る、林は生やす、春は張る、冬は殖ゆ、狩りは借りで仮だ。クシナダヒメは櫛名田とも奇稲田とも書く。クシは、櫛や珍しいというイメージを内包している。 雨上が…

6月6日

ここ関西も梅雨に入った模様。昨晩からの雨は、今日も降り続く。雨の湿度に熱帯を感じたとき、ここは大陸の東の果て、東から吹きこむ風を防風林のように受けてきた島なのだと実感する。「ヒマラヤ山地の中腹あたりから東方へ、ネパール、ブータン、アッサム…

6月5日

山水画は、遠くからみる山、麓から見る山、山の中から見る山、山の生活からみる山、と同じ山をちがう角度から描いた。それがひとびとを山へ誘い、それが名所となった。 「山水画というものは、ズバリいうならここ(here)にいながらかなた(there)の山々を…