9月30日

9月も今日で終わり、台風が来る。

昼過ぎに、会社近くの寺で、台風の通り過ぎるのを焼酎を飲んで過ごそうとお呼ばれした。名目はそうなのだが、お酒を飲みながら、いろいろ話す。学校をさぼるような奴らばかりが集まって。いろいろ話す。あんまりこういう話ができるひとが少ないとおもっていることのひとつに、ルーツがある。自分の住んでいる場所はどういうところか、そこにはどういう記憶が眠っているのか、家系はどうなのかなど。ぼくには戦後教育を受けた世代の多くがふるさとの記憶を捨ててきたようにしか見えない。古いものは汚いものだと。

それから、台風の風が強まり、非難のため皆で集まっていると、災害の話から311の話になった。そのとき、どう感じた?とみなにたずねると、この世のことではないような感じだったという。これだけ大きな出来後はひとの認識を大きく変える。事実、この場にいたひと、ぼくをふくめそのことによって、考え方が大きく変わったと実感したひとたちだった。