7月17日

日中の気温が38度を越えた。身近なところで、些細なことから、イライラが爆発するのを目撃する。この暑さは、命さえ容易に奪い、ひとを容易に変える。

ひさしぶりに高城剛『サバイブ南国日本』を読む。これは、日本が暑くなるのだから、その暑くなる日本でどういうことが起こるのかの予測であり、そのなかでいかに生き抜いていかなければいけないかのサバイバルブック。

自然気象の変化によって、予測できないような人間の行動や事件が、今後数多く勃発するとある。サバイブするために、いまの日本のライフスタイルや価値観を抜本的に見直し、急速に考えを変えることを提案している。さらにいうと、温暖化なので節約しましょうではなく、楽しく新しいライフスタイルを追求することで南国化する日本でサバイブするために、生活をよりよくバージョンアップしましょうという本だ。

10年以上前に出版されたこの本の予言はみごとに当たっている。気候や環境に素早く適応し急速にぼくたちは考え方やライフスタイルをバージョンアップしなければいけない。でないと生死に関わる、なにより、楽しく生きていけない。どうやって?なにかを増やすのではなく、減らすことややめることによって。